ギターを買うと決めたとき、本体だけあれば弾き始められると思いがちです。実際には、ギターの種類によって、別に必要な物がいくつかあります。この記事では、初心者がそろえたい物を優先順位つきで整理し、買い物の無駄と買い忘れを減らす考え方を紹介します。
金額は商品ごとに変わるため、ここでは書きません。「何を・どの順番で」考えるかに絞って説明します。
この記事の要点
- エレキは、アンプとシールドケーブルがないと音が出せない
- アコースティックは、本体だけで弾けるが、チューナーとピックは必要
- 必須・あると便利・後回しの3段階で考えると、買い物の順番が決まる
- 入門セットは便利だが、付属品の内容と用途を確認する
ギターの種類で変わる「必要な物」
まず、どの種類のギターを買うかで、必要な周辺機器が大きく変わります。
| 物 | エレキギター | アコースティックギター | クラシックギター |
|---|---|---|---|
| アンプ | 必須(音を出すため) | 不要(エレアコは必要な場合あり) | 不要 |
| シールドケーブル | 必須 | 不要(エレアコは必要) | 不要 |
| チューナー | 必須 | 必須 | 必須 |
| ピック | 必須(指で弾く場合を除く) | 必須(指で弾く場合を除く) | 不要(指で弾くのが一般的) |
| ストラップ | 立って弾くなら必要 | 立って弾くなら必要 | 座って弾くことが多い |
種類の違いと選び方は、エレキはエレキギターの選び方|初心者が確認したい7つのポイント、アコースティックはアコースティックギターの選び方|ボディ形状・サイズ・材の基礎、クラシックはクラシックギターの選び方|ナイロン弦ギターの基礎で整理しています。まだ種類が決まっていない人は、先にそちらを読むと、必要な物の全体像がつかみやすくなります。
必須:これがないと練習が始まらない
チューナー
音程が合っていないギターは、正しく弾いても気持ちよく鳴りません。耳だけで合わせるのは初心者には難しいため、チューナーは最初に用意したい物です。クリップ式やアプリなど種類があり、詳しい違いはギターアクセサリーの選び方|チューナー・シールド・ストラップ・弦・ピック・スタンドでも触れています。
ピック
ピックは小さく、紛失しやすい物です。形や厚さは好みですが、最初は複数枚入りのものを試して、持ちやすい形を探す方法があります。
エレキの場合:アンプとシールドケーブル
エレキギターは、本体だけでは小さな音しか出ません。アンプにつないで、初めて音が大きくなります。つなぐには、専用のシールドケーブルが必要です。
- 自宅練習用なら、小型のアンプで足りる場合が多い
- ヘッドホン端子付きなら、音量を出せない環境でも練習しやすい
- ケーブルは、長さ(数メートルが扱いやすい)とプラグの形を確認する
電源の仕様や極性は機器ごとに違います。使う前に、取扱説明書で必ず確認してください。
なお、エレアコ(アンプにつなげるアコースティックギター)は、生音だけで弾く場合は本体だけでも練習できます。アンプにつなぐ場合は、アコースティック用の機材を用意するか、対応するアンプかを確認しましょう。エレキ用のアンプでは、音の傾向が合わない場合もあります。
あると便利:快適さと安全に関わる物
| 物 | 役割 | なくて困る場面 |
|---|---|---|
| ストラップ | 立って弾くときにギターを支える | 立って弾くとき、ライブやスタジオ |
| 予備の弦 | 切れたときや劣化したときの交換用 | 弦が切れて練習できなくなったとき |
| スタンド | ギターを安定して置く | 置き場所に困る、倒れて傷がつく心配があるとき |
| ケース | 持ち運びや保管で本体を守る | 外に持ち出すとき、保管場所での傷や汚れの防止 |
| クロス | 弦やボディの汚れを拭く | 弾いたあとの手入れ |
これらは、練習そのものには直接必要ではありません。ただし、ギターを安全に扱い、長く使うために役立ちます。日常のお手入れはギターのお手入れの基本|弦・指板・ボディの拭き方、保管の注意はギターの保管方法|湿度・温度・置き場所の注意で説明しています。
ギター本体は弦が張られた状態で届くのが一般的ですが、弦の状態は製品によって異なります。気になる場合は、予備の弦を用意しておくと安心です。
後回しでもよい物
次の物は、必要を感じたときに買えば十分です。
- エフェクター: 音を変える機材。基本の音が出せるようになってからで遅くありません。
- カポタスト: キーを変える道具。弾き語りを始めるときに検討します。
- 足台・メトロノーム: 構え方やリズム練習を深めたいときに役立ちます。
- スタジオ用の小物: バンドで合わせるときに必要になる物は、初めてバンドスタジオに入る前の準備|持ち物と使い方で解説しています。
周辺機器は種類が多く、早い段階で買いそろえると、使わないまま眠ることもあります。「練習を始めて足りないと感じたら足す」という進め方が無駄を減らします。
タイプ別のそろえ方の例
同じ初心者でも、使う環境によって必要な物は変わります。代表的な3つのパターンで考えてみます。
自宅の部屋で、1人でエレキを練習する人
- 必須: チューナー、ピック、小型アンプ、シールドケーブル
- あると便利: ヘッドホン端子付きのアンプ、スタンド
- 後回し: エフェクター、ケース
夜間や集合住宅では、音量への配慮が重要です。ヘッドホンで練習できる機材を選ぶと、時間を選ばずに弾けます。
アコースティックで弾き語りをする人
- 必須: チューナー、ピック
- あると便利: ストラップ、スタンド、予備の弦
- 後回し: カポタスト(曲のキーに合わせたいときに検討)
アコースティックはアンプが不要なので、周辺機器は比較的少なく済みます。譜面台などは、練習方法によって必要になります。
バンドで演奏したい人
- 必須: チューナー、ピック、(エレキなら)アンプとシールドケーブル
- あると便利: ストラップ、予備のケーブル、ケース
- 追加で検討: スタジオで使える出力のアンプや、持ち運びのしやすさ
スタジオには、アンプが備え付けられている場合が多く、持ち込みが不要なこともあります。設備はスタジオごとに異なるため、事前に確認してください。
入門セットを選ぶときの考え方
本体にアンプやケーブル、チューナーなどが付いたセットは、必要な物を一度にそろえたい人に向いています。ただし、セットには長所と注意点があります。
| 長所 | 注意点 |
|---|---|
| 必要な物を探す手間が省ける | 付属品の品質や仕様は製品ごとに違う |
| 買い忘れが起きにくい | 付属アンプが小さく、スタジオで使いにくい場合がある |
| 1つの購入で完結する | 不要な付属品が含まれることもある |
セットを選ぶ際の確認点は、エレキはエレキギター初心者セットの選び方|付属品と注意点、アコースティックはアコースティックギター初心者セットの選び方|付属品と注意点にまとめています。付属品の一覧を見て、足りない物がないか、先に確認してください。
予算の考え方
金額は商品によって幅があるため、ここでは具体的な数字は挙げません。考え方だけを整理します。
- 本体と周辺機器を合わせた総額で考える: 本体にすべてを使ってしまうと、アンプやチューナーが買えなくなります。
- 最初は最低限、足りなければ買い足す: すべて高いものにそろえなくても、練習は始められます。
- 消耗品の費用も見込む: 弦、ピック、電池などは継続的に必要です。
- 安全に関わる物はケチらない: ストラップのロックや、ケーブルの耐久性などは、壊れたときの影響が大きいです。
また、中古品を検討する場合は、状態の確認が重要です。保証や返品の条件を、購入前に確認しましょう。
ベースを始める人へ
ベースの場合も考え方は同じで、本体のほかにアンプ、ケーブル、チューナーが必要です。ベースは低い音を扱うため、ギター用のアンプでは音が割れやすい場合があります。大きな音量ではスピーカーを傷めるおそれもあります。ベース本体の選び方はベースの選び方|初心者が確認したいポイントにまとめています。
届いたあとに確認したいこと
注文した物が届いたら、次の点を一通り確認しておくと、トラブルを早めに見つけられます。
- 付属品が、注文内容や商品ページの記載どおりにそろっているか
- ギターに傷や、ネックの反り、弦の高さの異常がないか
- ケーブルやアンプが、問題なく音を出せるか(音量は最小から始める)
- チューナーで、すべての弦が合わせられるか
- ストラップを使う場合、ストラップピンにしっかりかかっているか
弦が高すぎて押さえにくい、ネックが気になるなどの症状があるときは、無理に自分で調整せず、購入先や楽器店、リペアに相談してください。トラスロッドの調整は、不安なら専門家に任せるのが安全です。
音量を出すときは、小さな音から始め、少しずつ上げてください。大きな音は聴覚に負担をかけることがあります。
練習を始めるまでの流れ
- ギターの種類を決める。
- 必須の物(チューナー、ピック、エレキはアンプとケーブル)を確認する。
- あると便利な物は、置き場所や持ち運びの有無で選ぶ。
- 実際に練習を始めて、不足を感じたら買い足す。
練習の始め方はギターの練習の始め方|最初の1か月のメニュー例で、最初の1か月のメニュー例を紹介しています。
まとめ
- エレキはアンプとシールドケーブルが必須。アコースティックは本体とチューナー、ピックから始められる
- 必須・あると便利・後回しの3段階で考えると、買う順番が決まる
- セットは便利だが、付属品の内容と用途の確認が大切
- 予算は本体と周辺機器の総額で考え、消耗品も見込む
- 電源や接続に関わる物は、取扱説明書で確認する
商品記事から探す
当サイトにある、このジャンルの商品記事の一覧です。各記事に仕様の要点をまとめています。価格・在庫・仕様は変わることがあるため、購入前に販売ページで最新の内容を確認してください。
- YAMAHA RSE20初心者向け徹底レビューおすすめ
- ヤマハF315D 失敗しない選び方|初心者向け徹底解説おすすめ
- クラシックギター用メッキチューニングペグ 1L1R
- 6.35mmから3.5mmケーブル|ノイズリダクションで高音質化
- チャムスChestStrap失敗しない選び方ガイドおすすめ
- Jravezt ピックケース 徹底選び方ガイド おすすめ
- 純銅フォーク弦 失敗しない選び方|初心者向け徹底レビュー
- Squier ClassicVibe70s HSS 初心者選び方
- ヤマハF315D初心者向けレビューと選び方徹底ガイド2026
- ヤマハ TDM-710 選び方ガイド 初心者向け
- ギターペダルケーブル50/30/15cm 高耐久メタルヘッド
- ATTACHABLE STRAP 失敗しない選び方 2026年版
あわせて読みたい
- エレキギターの選び方|初心者が確認したい7つのポイント
- アコースティックギターの選び方|ボディ形状・サイズ・材の基礎
- ギターアクセサリーの選び方|チューナー・シールド・ストラップ・弦・ピック・スタンド
- エレキギター初心者セットの選び方|付属品と注意点
- アコースティックギター初心者セットの選び方|付属品と注意点
- クラシックギターの選び方|ナイロン弦ギターの基礎
- ベースの選び方|初心者が確認したいポイント
- ギターのお手入れの基本|弦・指板・ボディの拭き方
- ギターの保管方法|湿度・温度・置き場所の注意
- ギターの練習の始め方|最初の1か月のメニュー例
- 初めてバンドスタジオに入る前の準備|持ち物と使い方





