PR 当サイトはアフィリエイト広告および Google AdSense を利用しています。

楽譜のコピーはどこまでできる?|私的使用の範囲と、品切れ・データ保存の注意

買った楽譜を、自分の練習のためだけにコピーすることは、著作権法の「私的使用のための複製」(第30条)の範囲で認められています。一方、友達や教室の全員に配る・品切れの楽譜をコピーして済ませるといった使い方は、許可が必要になることがあります。

この記事では、著作権情報センター(CRIC)の解説と、楽譜コピー問題協議会(CARS)のリーフレットにもとづいて、ピアノなどの独学で楽譜を扱う時の考え方をまとめます。

(確認元:公益社団法人著作権情報センター「著作権が制限されるのはどんな場合?」、楽譜コピー問題協議会(CARS)のリーフレット「楽譜のコピー」(文化庁のサイトに掲載)。確認日:2026年10月6日。個別の判断は、楽譜の出版社や著作権の管理団体に確認してください。法律の専門的な助言ではありません)

私的使用のための複製

CRICの解説では、自分自身や家族、ごく親しい少人数の友人など、限られた範囲内で使用することを目的とする場合は、著作物を許可なく複製できるとされています(第30条)。ただし、次のような場合は、私的使用のためでも、許可なく複製できません。

  • 公衆が使用するために設置されたデジタル方式の録音・録画機器などを使う場合(補償金が必要)
  • コピープロテクションなどを回避する装置を使って複製する場合
  • 著作権を侵害したダウンロードを、侵害の事実を知りながら行う場合 など

楽譜では、特に「限られた範囲」がポイントです。

楽譜のコピー:CARSのリーフレットの例

CARSのリーフレットは、Q&A形式で、場面ごとに「できるか」を示しています。読み取れる範囲では、次のとおりです。

場面 リーフレットの回答
個人の練習用に、買った楽譜をコピーする はい、コピーできます
楽譜が品切れで買えない時、コピーして済ませる いいえ、無断ではできません(入手の方法は、リーフレットの全文で確認してください)
著作権の保護期間が過ぎた作品 自由にコピーできる作品もある(条件は、リーフレットの全文で確認してください)

リーフレットは、「複製」には、デジタルファイルの保存やコピーも含まれるとも説明しています(パソコンやスマートフォンへの保存、サーバーへの蓄積、USBメモリなどの記録メディアへの保存など)。団体で使う場合(レッスン・サークル・学校など)は、条件が違うため、このリーフレットの全文で確認してください。

練習でのコピーの使い方(一般的な考え方)

  • 譜めくりが難しい箇所だけを、自分用にコピーして、並べて使う
  • 書き込みをする場合は、原本ではなく、自分用のコピーに書く
  • コピーした楽譜を、他の人に渡したり、ネットに載せたりしない
  • 電子版の楽譜を買った場合は、購入した販売サービスの利用条件に従う

楽譜をコピーするよりも、必要な楽譜を購入する方法を先に考えてください。出版が続いている楽譜は、購入して使うのが基本です。

ピアノの独学での楽譜の使い方

楽譜の読み方は楽譜の読み方の基本、指の使い方はピアノの指番号、楽器の選び方は電子ピアノとキーボードの違いで説明しています。独学の教材の選び方や、DVD講座の内容はピアノは独学で弾けるようになる?鍵盤の数と教材の選び方、DVD講座の中身にまとめています。続けるコツは大人の楽器の独学を続けるコツです。

迷った時の相談先

楽譜のコピーや、演奏会での使用で迷った時は、楽譜の出版社や、曲の著作権を管理している団体に相談してください。CARSのリーフレットにも、判断が難しい場合は、権利者への相談を勧める記載があります。

まとめ

  • 自分の練習のためだけなら、買った楽譜のコピーは「私的使用のための複製」として認められる。範囲は、自分・家族・ごく親しい少人数の友人まで
  • 品切れの楽譜を無断でコピーして済ませることはできない。デジタルファイルの保存も「複製」にあたる
  • 他の人に配る、ネットに載せるなどの場合は、出版社や権利者に相談する
上部へスクロール