PR 当サイトはアフィリエイト広告および Google AdSense を利用しています。

イコライザー・コンプレッサー・ノイズゲートの選び方|音を整えるエフェクター

イコライザー、コンプレッサー、ノイズゲートは、音色を大きく変えるより、音を整えるために使うエフェクターです。派手さはありませんが、音のバランスや雑音に悩んだとき、解決の手段になる場合があります。

この記事では、3つの役割、つまみの意味、つなぐ位置、買う優先度を整理します。エフェクター全体の分類は エフェクターの選び方|種類・役割・接続順の基本 で確認できます。

この記事の要点

  • イコライザーは帯域ごとの音量を調整する、コンプレッサーは音量差を整える、ノイズゲートは演奏していない間の雑音を切る
  • イコライザーには、グラフィックとパラメトリックの2つの方式がある
  • コンプレッサーは、かけすぎると音が平坦になりやすい
  • ノイズの原因は、まず電源やケーブルから切り分けるのが基本

音を整えるエフェクターの位置づけ

歪みや空間系は「効果を足す」エフェクターですが、イコライザー、コンプレッサー、ノイズゲートは「音を整える」ためのものです。演奏の癖やアンプの特性で、特定の帯域が出すぎたり、音量がばらついたり、雑音が目立ったりする場合に役立ちます。

種類 役割 悩みの例
イコライザー 高音・中音・低音など帯域ごとの音量を調整する こもる、耳に痛い、バンドで埋もれる
コンプレッサー 大きい音を抑え、小さい音を持ち上げて音量差を整える 音量がばらつく、音の粒をそろえたい
ノイズゲート 一定以下の音量を切って雑音を消す 弾いていない間のノイズが気になる

イコライザーの選び方

イコライザーは、大きく2つの方式があります。

グラフィックイコライザー

周波数帯が固定で、帯域ごとにスライダーが並んでいます。スライダーの位置が音の形のように見えるため、設定が直感的に把握できます。帯域の数は製品により異なり、数が多いほど細かく調整できます。

パラメトリックイコライザー

調整する周波数、上げ下げする量、効く範囲の広さ(Q)を、自分で決められる方式です。自由度が高く、気になる帯域をピンポイントで調整できます。そのぶん、つまみの意味を理解する必要があります。

項目 グラフィック パラメトリック
操作 スライダーを上下させる 周波数、ゲイン、Qを調整する
分かりやすさ 見た目で把握しやすい 慣れが必要
調整の細かさ 帯域が固定 帯域を自由に選べる

イコライザーの使いどころ

歪み系の前に置くと、歪みの質が変わります。たとえば、歪む前に中音域を持ち上げると、歪みが強調される傾向があります。歪みの後ろに置けば、最終的な音の形を整える役割になります。どちらの位置が正しいというものではなく、目的によって使い分けます。歪み系の考え方は 歪み系エフェクターの選び方|オーバードライブ・ディストーション・ファズ も参考になります。

コンプレッサーの選び方

コンプレッサーは、大きな音を抑えて小さな音を持ち上げることで、音量差を小さくします。クリーンな音の粒をそろえたいときや、カッティングやアルペジオを安定させたいときに使われます。

基本のつまみ

  • サステイン、スレッショルドなど: どの程度から音量を抑えるか、または圧縮の深さを決める。名称は製品によって異なる。
  • レベル: 圧縮後の音量を調整する。
  • アタック: 圧縮が始まるまでの速さ。ある製品にだけ付く場合がある。
  • レシオ: 圧縮の強さの比率。ある製品にだけ付く場合がある。
  • ブレンド: 元の音と圧縮後の音の混ぜ具合。ある製品にだけ付く場合がある。

つまみが少ないタイプは扱いやすく、多いタイプは細かい調整ができます。初めての場合は、つまみが少ない製品のほうが効果を把握しやすい場合が多いです。

かけすぎに注意

圧縮が強すぎると、強弱の表現がなくなり、音が平坦になります。演奏のニュアンスを残したい場合は、軽めに設定します。アンプやギターのボリュームの位置でも、感じ方が変わります。

ノイズゲートの選び方

ノイズゲートは、設定した音量よりも小さい音を、自動的に切る機能です。歪みを深くかけると、弾いていない間もノイズが続きやすくなります。そのノイズを、弾いていないときだけ消すために使われます。

  • スレッショルド: どの音量以下を切るか。
  • ディケイ(リリース): 音が消えていくときの速さ。

スレッショルドを上げすぎると、弾いている音の終わりまで切れて、不自然になります。まず低めに設定し、ノイズが消える最小限の位置を探します。ノイズの原因は、電源やケーブル、ギターのピックアップなどさまざまです。ノイズゲートを買う前に、エフェクターのノイズ対策|ハム・ホワイトノイズを減らす手順 の切り分け手順を確認すると、無駄な買い物を避けやすくなります。

つなぐ位置の目安

種類 よく紹介される位置
コンプレッサー 歪み系より前(入口に近い側)
イコライザー 歪みの前、または後。目的で選ぶ
ノイズゲート 歪み系の後ろ、またはアンプのセンド/リターン

これらは一般的な目安で、好みで入れ替えて構いません。つなぎ方の基本は エフェクターボードの組み方|電源・ケース・ラインセレクターの選び方 のボードの組み方とあわせて確認してください。

買う優先度の考え方

  1. ノイズが問題になっていないなら、ノイズゲートは後回しでよい場合が多い
  2. 音量のばらつきが課題なら、コンプレッサーを検討する
  3. 特定の帯域が気になるなら、イコライザーを検討する
  4. まずは歪みや空間系を揃えてから、必要に応じて足していく

どれも「悩みがあってから買う」ほうが、効果を実感しやすい種類です。

電源についての注意

デジタル式の製品は、消費電流が大きい場合があります。電圧、極性、必要な電流は製品ごとに異なります。必ず取扱説明書で確認してください。

具体的な悩みから逆引きする

「何を買えばよいか」が決まらない場合は、困っていることから逆に探すと整理しやすくなります。

困っていること 考えられる対処 見る種類
バンドの中で音が埋もれる 中音域を少し持ち上げる、低音を減らして他の楽器と分ける イコライザー
弾くたびに音量がばらつく 音量差を圧縮してそろえる コンプレッサー
歪ませると、休符でもノイズが続く 弾いていない間の音を切る。先に電源やケーブルを確認する ノイズゲート
アンプの音がこもる、または耳に痛い 高音や低音の量を調整する イコライザー
クリーンな音の粒がそろわない 軽く圧縮して音量を安定させる コンプレッサー

設定の手順

イコライザー

  1. すべてのスライダー(またはつまみ)を中央にして、基準の音を確認する
  2. 気になる帯域を1つだけ決め、少しずつ動かす
  3. 上げるより、不要な帯域を下げる方向で調整する
  4. バンドの音と合わせて、全体のバランスを確認する

全帯域を持ち上げると、音のバランスは変わらず、持ち上げた量だけ全体の音量が増えます。

コンプレッサー

  1. 圧縮の深さを最小にして、音を出す
  2. 少しずつ上げ、音量が整ってきたところで止める
  3. オンとオフで音量が同じになるよう、レベルを調整する
  4. ピッキングの強弱が残っているかを確認する

ノイズゲート

  1. 楽器を弾かずに、ノイズが出る状態にする
  2. スレッショルドを少しずつ上げ、ノイズが消える位置を探す
  3. フレーズを演奏して、音の終わりが不自然に切れないか確認する

空間系との関係

ノイズゲートやコンプレッサーは、空間系と相性に注意が必要です。たとえば、ディレイやリバーブの響きを残したい場合、空間系の前にノイズゲートを置くと、響きが自然に残ります。空間系の後ろに置くと、響きの余韻も切られる場合があります。空間系の置き方は製品の取扱説明書でも確認できます。

購入前のチェックリスト

  • 悩みは、帯域のバランス、音量差、ノイズのどれか
  • イコライザーは、グラフィックとパラメトリックのどちらが扱いやすいか
  • コンプレッサーは、つまみが少ないタイプと、細かく調整できるタイプのどちらがよいか
  • ノイズの原因を、電源やケーブルから確認したか
  • ボードの空きスペースと、電源の電流容量は足りるか
  • 使う楽器はギターか、ベースか(対応が異なる製品がある)

これらは、小さな箱で済む機材ほど後回しにされがちですが、置く場所と電源の確保は、購入後に困りやすい点です。事前に確認しておくと安心です。

ベースで使う場合の注意

ベースにも、イコライザーやコンプレッサーは使われます。ただし、低音域を扱うため、ギター用の製品では帯域や反応が合わない場合があります。ベースでは整える系のエフェクターから入ることも多いです。対応しているかどうかは、製品の仕様や取扱説明書で確認してください。

まとめ

  • イコライザーは帯域、コンプレッサーは音量差、ノイズゲートは雑音を整える
  • イコライザーは、グラフィックとパラメトリックで操作が違う
  • コンプレッサーは、かけすぎると音が平坦になる
  • ノイズゲートの前に、電源やケーブルの切り分けを確認する
  • 買う優先度は、悩みの有無で決める

商品記事から探す

当サイトにある、このジャンルの商品記事の一覧です。各記事に仕様の要点をまとめています。価格・在庫・仕様は変わることがあるため、購入前に販売ページで最新の内容を確認してください。

あわせて読みたい

上部へスクロール